イギリスの日本人補習授業校と学習塾について。

イギリスの日本人補習授業校と学習塾について。

 イギリスには政府が認めた日本人補習授業校が全部で8校あります。

◎ロンドン補習授業校
◎マンチェスター日本人補習授業校
◎ウェールズ日本人補習授業校
◎テルフォード補習授業校
◎北東イングランド補習授業校
◎ダービー日本人補習授業校
◎ヨークシャー&ハンバーサイド補習校
◎スコットランド日本語補習授業校

 広いイギリスの中でも、補習校は実は上記のみなのです。

 大手日本企業などがあり、日本人が多く住む街で補習校が開かれています。そうでなければ、隣町から2~3時間かけて通ってくることも普通です。たいていが現地の大学や高校の施設の一部を借りて週末に開かれています。
 日本語補習校は、その土地の現地校に学ぶ日本人の子どもたちに対して開かれていて、帰国後、日本の学校に円滑に再適用できることを目的とするものです。時間的にも感覚的にも外国文化と言語が圧倒的位置を占めている毎日ですので、子どもたちに日本の教育環境を与えてくれる補習校はとても貴重な場です。
 補習校では日本の教科書が無償で提供され、日本の指導要領にのっとった授業が行われます。通っているのは、赴任家族、国際結婚で両親のどちらかが日本人である子どもたちです。
 制服等はありませんが、日本人の先生と日本語の教科書に囲まれ、学校の中はすっかり日本です。生徒たちはとても楽しい学校生活を送っています。

 授業は週1回土曜日に行われます。
 授業時間は、大体の学校で国語3時間、算数(数学)2時間の1日5時間授業といったカリキュラムです。基本的に日本での1週間分の授業を一日ですることになるので、かなりハードではあります。夏休み、冬休みは日本と同じ時期にあり、授業日数は年間約42日になります。

 補習校によって違いますが、必要な費用は、入学金100ポンド、授業料300ポンド前後(1学期)になります。

 また、体育祭や文化祭といった行事も行われます。その際には保護者が日本食の屋台を出したりして、いわゆるJapan Festivalといった雰囲気で盛大に行われます。
 父母会や、有志のバレーボールチームなど、保護者同士の交流も盛んにおこなわれています。

 行事には、補習校の年齢に達していない幼稚園児や幼児たちも自由に参加させてもらえます。息子も、はちまきをしてかけっこに出場し、参加賞に日本のお菓子をもらえた時は大喜びでした。

 イギリスの現地校では宿題(homework)というものは、ほぼありません。
 しかし、補習校の宿題に毎日追われるようです。日常の中で日本語に触れられない分、漢字や作文のトレーニングは不可欠になってきます。毎週、作文の宿題が必須だそうです。

 余談ですが、補習校では月に1回、ロンドンのお店から日本食材の出張販売がありました。お米や麺類、大根・レンコンなどの根菜類、薄切り肉…日本で生活していると、日常にあふれている食材ですが、イギリスのスーパーでは目にすることができません。そして、帰国した今となっては不思議に思うのですが、当時はとても恋しいものでした。割高だったし、賞味期限間近のものであったり、状態も日本にあるものほど良くなかったのですが、みんな月1回の販売を楽しみに、並んで購入していました。

 補習校の他にも日本の学習塾はありますが、大体の教室は日本人生徒が多いロンドンに集中していて地方の都市にはありません。それでも、通信教育などで対応してくれるので、必要に応じて問い合わせてみてください(日本の通信教育も海外対応してくれるものもあります)。
 これらの塾は日本帰国後に日本の受験戦争に対応する事に強みがあります。現地校での学習や英語をサポートするものとは少し異なります。
 中には駿台模試が受験できたり、帰国生入試や帰国枠の情報など帰国子女にとって有力な情報が集まっています。また帰国間近の生徒のサポートも行っています。

 補習校も学習塾も、帰国子女として日本に帰国してからの生活を支える大切なものであるのと同時に、海外生活の中で、日本語でものを考える時間を与えてくれる貴重な空間です。

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