TOEIC・TOEFLだけじゃない!海外の大学入試でも価値ある資格とは?

TOEIC・TOEFLだけじゃない!海外の大学入試でも価値ある資格とは?

 日本でよく知られている代表的な英語の資格といえば英検、TOEIC、そしてTOEFLが挙げられると思います。これらは日本の大学入試でも役に立ちますし、TOEFLはアメリカの大学入試の際にも役立ちます。ただ、英語の資格は他にもいろいろ種類があり、その中には大学入試で役に立つ資格もあります。

今回はそのような、日本ではあまり知られていないけれども大学入試で役に立ちそうな英語の資格を取り上げようと思います。

TEAP(ティープ)

正式名称は”Test of English for Academic Purposes”(学術目的の英語の試験)で、名前の通り大学入学後に学業や研究を行っていくうえで必要な英語力があるかどうかを測定する試験です。この意味ではTOEFLと性格がよく似ていますが、TEAPは日本の大学生活で必要とされる英語力を測定する試験なので、TOEFLと比べると難易度は低くなっています。TEAPの難易度の目安としては英検の準2級~準1級程度とされていて、日本の一般的な高校生の英語力を測るのに適した難易度だと言えます。

試験は年3回実施され、高校2年生から受験することができます。ですから、英語に自信のある帰国子女であれば、時間に余裕のある2年生のうちにTEAPを受験しておき、志望大学が要求するスコアを達成しておくことができれば、3年生になってから精神的にある程度余裕を持たせる、といったこともできます。また、これまでの一般的な大学入試のような一発勝負ではないという意味でも、受験生の英語力をより正確に測定しやすい試験であると言えるでしょう。

TEAPでは、英語を「読む」「書く」「聴く」「話す」の4つの運用能力全ての試験があり、スコアはそれぞれの能力が20~100点の間で表示されます。なので、4技能全てを受験した場合には、スコアは80~400点の間で表示されることになります。ただし、TEAPでは必ずしもこれらの4技能全ての試験を受験しなければならないわけではありません。4技能のうち一部のみを受験することも可能ですし、また一部の大学では4技能全ての受験を要求しないところもあります。ですから、この試験を利用する場合には、自分の志望大学がどの技能の受験とスコアを要求しているのかをしっかり確認しておく必要があります。

IELTS(アイエルツ)

世界では非常によく知られている英語の資格ですが、日本では現時点ではあまり知名度は高くはありません。ただ、2010年からは英検などを運営する日本英語検定協会が日本におけるIELTSの共同運営に携わるようになったこともあり、日本での受験者も増加傾向にあります。IELTSはイギリス政府によって設立された非営利団体「ブリティッシュ・カウンシル」などが運営する試験で、イギリス、アイルランド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドといった国々の大学では最も受理される英語の資格であり、アメリカの大学でもTOEFLに次いで受理される英語の資格です。最近では日本でもIELTSのスコアを受理する大学が出てきました。世界の幅広い国々で受け入れられている資格なので、特にこういった英語圏の国々への留学を考えている人にとってはTOEFLと共に注目しておくべき資格であると言えます。

IELTSには大学などへの進学希望者向けの「アカデミック・モジュール」と、カナダやオーストラリアなどへの移住を申請するための「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の2種類があります。英語圏の大学への進学を希望する人は「アカデミック・モジュール」を受験する必要があります。

このテストはほぼ毎週実施されており、受験する機会は多くあります。英語の「読む」「書く」「聴く」「話す」の4技能全てがテストされ、結果は1.0~9.0まで0.5点刻みのバンドスコアで表示されます。TOEFLとの最大の違いはスピーキングの分野で、TOEFLではマイクに向かって英語を一人で話すのに対し、IELTSでは面接官と一対一の面接方式で試験が行われます。また、アメリカ英語が多いTOEFLに対し、IELTSではイギリス英語も多く用いられることも大きな特徴です。

スコアの目安としては、英検の2級程度でIELTS4.0~5.0程度、準1級程度で5.5~6.5程度とされることが多いようです。

PTE Academic

イギリスのメディア企業「ピアソン」によって、2009年から運営されている試験です。TOEFLやIELTSと同様、英語圏の大学や大学院で学業、研究を行うのに必要な英語力を測定する試験です。日本では知名度は高くありませんが、海外ではイギリスをはじめ、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの多くの大学が認定する試験です。

この試験の大きな特徴は、英語の4技能全てがテストされ、それ以外にも文法、語彙力、流暢さなど6つの語学スキルも測定できることです。これによって、自分がどの分野が得意でどの分野が不得意なのかをより具体的に知ることができます。スコアは10点~90点の範囲で表示されます。目安としてはPTE Academic45点程度でTOEFL60点程度、PTE53点でTOEFL80点程度、PTE70点でTOEFL103点程度とされています。

まとめ

 日本ではあまり知名度は高くないけれども大学入試において役に立つ資格の中から特に重要と思われるものを取り上げてきました。英語の資格は非常に多く存在し、この他にも大学入試で役立つと思われる資格もいくつかあります。どの資格を受理しているかは、大学や国によってもかなりばらつきがあるので、大学入試で資格を活用しようと考えている人は、自身の志望大学がどの資格を受理しているのか、そしてどのくらいのスコアを要求しているのか、といった点について最新の情報を確認してください。

英語圏からの帰国子女の場合、現地で実生活を送っていく中で英語を身につけていったこともあり、英語を聴いたり話したりする力のある人も多いです。しかし、とりわけこれまでの日本の大学入試では英語を「読む」「書く」の2技能のみが重視される傾向にあり、残念ながら多くの帰国子女が持っている英語の総合的な力がきちんと評価されてきたとは言い難い面がありました。その意味でも、最近の日本の大学における英語の資格を積極的に活用しようとする動きは帰国子女にとっても追い風と言えるのではないかと思います。自分に合った資格があればそれも活用しながら、入試突破に向けて頑張ってください。

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