アメリカで子育てするなら知っておくべき!「ビフォー・アフタースクール」ってどんなサービス?

アメリカで子育てするなら知っておくべき!「ビフォー・アフタースクール」ってどんなサービス?

アメリカでは子供だけで留守番させるのが違法である、と皆さんも聞いたことがあるかもしれません。実は法律で留守番できる子供の年齢を定めているのは現在3つの州だけです。1つはイリノイ州で14歳、メリーランド州では8歳、オレゴン州では10歳となっています。この年齢よりも幼い子供を一人で家に残した親は違法ということになってしまいます。

アメリカ_子供01 では「他の州では年齢制限はないのか?」「家庭の判断だったらいくつでもよいのか?」と言うと、そういう訳ではありません。
例えば私の住むペンシルベニア州では12歳以下の子供が大人の監視無しに家のいることは避けるよう「推奨」しています。年齢を定めない理由には、実際の年齢と成熟度は個人によって異なるからだそうです。この判断はとても難しく、見え方によっても変わってきてしまいます。
なので、ある程度学年が高くなるまでは子供だけで歩いて登下校することも少ないのが現状です。ほとんどは車での送り迎えやスクールバスで、高学年になると、ようやく徒歩で公共交通施設で通学できるようになります。低学年の子供が一人で歩いて帰宅している途中に警察に通報された、などのエピソードも聞いたことがあります。

しかしアメリカでは共働きやシングルマザー・ファザーが多く、学校にお迎えに行けない親も当然たくさんいます。そこで重宝されているサービスが、アフタースクールケアと呼ばれるものです。日本でいう「学童」に近いものですが、学校の敷地内だけでなく様々な機関がこのサービスを提供しています。
以下はあくまでも私の住む市の例で、郊外の学校にはきっともっと素晴らしいプログラムがあることと思います。郊外は市内よりも税金が高く、公共施設が充実している傾向にあるからです。なので、一例であることを念頭に置いて読んで頂けると幸いです。

 小学校の一環で運営されるアフターケアの内容は、通常軽いスナックを食べ、宿題をし、その後は各自外で遊んだりボードゲームをしたり、コンピューターがあれば練習できたりします。ちなみにアメリカでは毎日の宿題は当たり前、量も多い上に多くの手助けが必要で、大人の協力なしではできないような内容になっています。
またアクティビティーに焦点を当てたプログラムもあります。例えば日本でいう部活やクラブのように、週に1回や2回放課後に集まってアートを作ったり、バスケットボールをしたり、外国語を学んだり、読書をしてブックレポートを書いたり。あとは演劇部やチェスクラブのようなものもあります。必ず講師またはインストラクターが付いているので親は安心です。なので「火曜と木曜は仕事が遅くなるのでお迎えが間に合わない」なんてときにはこのアフタースクールケアに学期の始めに申し込んでおけばよいのです。
アフタースクールケアの時間は、大体1時間半ほどで費用はかかる場合もあれば、無料の場合もあります。月曜から金曜まで毎日のアフタースクールケアは通常有料が多く、低所得の世帯は無料になる場合もあります。
いずれにせよ料金が安く安心な学校のアフタースクールケアはすぐに満員になってしまうので、サービスが必要な場合は早めに申し込まなければなりません。申し込みは学校のオフィスでもできます。

何度か息子の学校のアートのアフタースクールをボランティアで手伝ったことがありますが、私が通わせた場所は「これ面白いかなぁ・・・?」と疑問に残ってしまうものばかりでした。生徒は週に一回放課後に集まり、先生の書く漫画のキャラクターを真似して描く、といっただけの内容で毎週同じことばかり・・・。費用は3カ月に99(1万2千円程度)ドルでしたが、ただの時間つぶしといった印象を受けました。これはあくまでも個人的な体験ですので、もちろん素晴らしいプログラムもたくさんあるはずですよ!
学校以外のアフタースクールケアを利用する場合にはほぼ確実に有料です。このサービスの良いところはお迎えに来てくれるところです。インターネットで近所のアフタースクールケアを探して自分で申し込むか、学校で推薦しているサービスを伺ってみると良いですよ!
またこのシステムだと万が一時間通りに子供を迎えに行けなかったとしても遅くまで預かってくれたりとわりと融通が利くので便利です。しかし時間を過ぎると1分1ドルなど追加料金が加算されたりするので注意が必要です。有料なだけあって、プログラムはもう少し充実しているのが一般的です。公園などで外遊びをしているグループもよく見かけます。

アメリカ_子供_宿題 アフタースクールケアは、なにも低学年の生徒だけのためのサービスではありません。中学生になっても利用する人は多く、放課後に街を徘徊して悪さをするよりアフタースクールケアでアクティビティをしているほうが良いと思う親の気持ちにはうなずけます。得にアメリカでは日本よりドラッグなどの問題が心配なので、高学年、中学生などの生徒もアフタースクールケアを利用しているのかもしれません。

また近所のYMCAでもアフタースクールケアを提供しています。YMCAとは誰でも利用できるコミュニティースポーツジムのようなところで、放課後に利用する生徒も多いです。宿題をしてから水泳からヨガ、テニスや空手など様々なアクティビティをすることができます。近所のYMCAのアフタースクールケアの料金を調べたら、一カ月で325ドル(4万円ほど)でしたので、割と良心的なプライスだと言えます。

また学校が始まる前に親が仕事に行かなければならない場合にはビフォースクールケアというサービスもあります。学校である場合は朝7:00頃に登校し、朝ごはんを食べたり外遊びをしたりできます。通常学校は8:00頃までは入れませんので、勝手に早く子供を登校させるわけにはいきません。また学校外のサービスを利用していれば、そこに子供を送り、他の子供たちと一緒に朝ごはんを食べ、学校までスタッフが送ってくれます。
と言うわけで、今回はビフォー・アフタースクールケアを紹介しました。アメリカにお仕事で引っ越す予定がある方には是非覚えておいて欲しい便利なサービスです。

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