アメリカの宿題は多いってホント?宿題から知るアメリカ現地校の教育方針について。

アメリカの宿題は多いってホント?宿題から知るアメリカ現地校の教育方針について。

アメリカ_子供_宿題01 日本からアメリカに引っ越すと、小学生の宿題の多さに驚くかもしれません。長男の場合はプリスクール(幼稚園に入る前の保育園のようなもの)から「宿題」とは呼ばれていなかったものの、おうちの人一緒にやるアクティビティーシートが毎週出ました。現在公立の小学生に通る息子の宿題は時に数時間を要することもあり、終わったら親がチェックしそしてサインをします。これは小学校、中学校はもちろん高校まで続くので、当然内容もどんどん難しくなります。なので英語があまり得意でないお母さんもしくはお父さんは、子供の宿題を手伝うのにも苦労することになります。

宿題の詳細を説明をする前に、まずアメリカの学年が日本と少し違うところに触れたいと思います。まずアメリカの義務教育は州によって違います。基本的には小学校から高校卒業までということになっていますが、例えばペンシルベニア州では8歳から17歳、もしくは高校を卒業するまでは学校に行ってなければならないという法律があります。実際に学校へ通学せず家で学習するホームスクールや、最近増えているインターネットを通じて学習するサイバースクールも含まれます。法律上は8歳といっていも、実際にはほとんどの人が6歳で小学校に入学します。ちなみにアメリカでは9月が新学期です。
キンダーガーテン(Kindergarten)が幼稚園だと言うのは日本でも知られていると思いますが、それが小学校の一環だとご存知でしたでしょうか?アメリカでは小学校一年生になる前に一年、キンダーガーテンという学年があります。5歳児が小学生と同じ建物で、一年生に上がる準備をする学年です。ちなみにほとんどの子供たちがキンダーガーテンに通いますが、ペンシルベニア州では一応オプションということになっています。つまり行かなくても良いのです。

それから1年生から4年生までが小学校(Elementary School)、5年生から8年生までが中学校(Middle School)、9年生から12年生までが高校(High School)で義務教育の終了となります。全部で12年間、キンダーガーテンを入れると13年間となります。そしてキンダーガーテンから8年生までが同じ校舎/ロケーションにあり、高校は違う学校に行く、というのが私の住む地域では一般的です。キンダーガーテンの前に行く保育園的な所をプリスクールと言います。1年から2年間行く子どもが多く、日本でいう幼稚園には実はこちらの方が近いと言えます。

 さてそのプリスクールから息子の学校では宿題(Homework)なるものが出ていました。週ごとにアルファベットが定められており、例えばAの週なら「Appleを食べる」とか「Aの付く単語を5つ考える」など。次の週はBで、「Ballで遊ぶ」とか「Bingoの歌を歌う」など。それが8から10個ほど月曜に出てお家で取り組み、金曜日に園に持って行くとシールをもらえる、といった仕組みでした。Homeworkではないからね!と先生に念を押されたのには、子どもたちにプレッシャーを与えないためのようですが、3歳や4歳の子供はもちろん一人でできませんので、宿題を読むところから親がしてあげなければなりません。

幼稚園に入るともう少し本格的な宿題になって、息子の学校では幼稚園でもうすでにアルファベットはもちろん簡単な計算までしていました。また本を読む宿題もたくさんでました。学校から本を持って帰ってきては、親に読んでもらい専用の紙にマークするといったもの。もちろん学校によって方針が違いますし、市内と郊外でも宿題の内容はまったく違うのでこれはあくまで私の住む市での例になります。郊外に住む友達の学校ではプリスクールだけでなく幼稚園まで宿題は一切無いとのこと。幼いことから頭ごなしに勉強させても逆効果。それより子供らしく遊びながら他のことを学ぼうという方針。日本はこちらのタイプではないかなと思います。

アメリカ_パソコンを使った宿題01 現在小学校低学年の息子の宿題は、月曜日に全教科(国語、算数、理科、社会)の一週間分がでて金曜日に学校に持って行く形をとっています。一教科3から5ページくらい。この方法だと習い事などがあって宿題をする時間が取れない日があっても他の日に追いつくことができるので私は好きです。息子は月曜日に4時間くらいかけて一気にやるのが最近お気に入りのようです。私は火曜か水曜にそれを見て合っているか確認します。間違っているところは直させます。
宿題は基本的には現在学校で勉強している内容の復習ですが、すごく簡単というわけではなく学校側も大人がレビューすることを前提としています。またパソコンを使った単語の練習やブックレポートなどもあり手助けが必要となります。プロジェクト形式の宿題もしょっちゅうで、立体地図を作ったり、リサーチをしたりします。ほとんどがデザインに規定がないので、みんなクリエイティブな作品を作ってきます。明らかに親が全部つくったんだな、というのもあれば適当なのもあり、親がどれくらい協力しているのかが目に見えて分かります。学校でテストがあれば持って帰ってきて親がサインし、それをまた学校に持って行きます。
このように親もしくは誰かしらの大人が学業をチェックしなければならないシステムになっています。

ご察しの通り私が習った日本式の数学と息子が習っているものは当然異なり、よく教科書を読まないと教えてあげられないときもあります。国語も今は何とかなっているけれど、高学年になったら自分の英語が十分ではなくなるかもしれない。そんな不安が常にあります。
幸いアメリカは移民が多い国ですので私のような親も少なくありません。そのためESL(English as Second Language)プログラムが学校に設置されています。専門の先生が授業の合間や放課後を使って英語が苦手な生徒に英語の基本を教えると同時に宿題の手助けをしてくれます。また学校以外にも近所の図書館などで地域の大学生や見習いESL講師が無料で教えてくれたりします。ESLの先生は外国から来る生徒にとても理解があり、言語だけでなく精神面でも大きな支えになることが多いです。
移民が少ない地域では特別な場所に行かないとサービスが受けられないこともありますので、渡米前にESLプログラムがあるかどうか確認しておく事はぜひお薦めしておきたいです。ESLプログラムは現地の語学学習も格段に進みが早くなりますし、他国の子供と交流をもち様々な文化の理解にもつなががりますよ!

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