イギリスの幼稚園に息子を通わせました~3歳児のことばの成長~

イギリスの幼稚園に息子を通わせました~3歳児のことばの成長~

渡英から2か月で幼稚園に通い始めました。
言語・文化の違いの前に、まずは母から離れるのが初めてだったので、そちらで苦労してしまいました。色々ありましたが1~2週間くらいで慣れ、楽しく通えるようになりました。

通い始めた幼稚園は一クラス12人くらいの小さな幼稚園で、先生が3人という恵まれた環境でした。クラスには、イギリス人の他に、中国やインドなどのアジア系の子どもたちがいました。見た目はアジア系でもイギリスで生まれた子はネイティブと同様英語が話せます。そのため、入園時には自分の子どもの母国語が何で、英語はどのくらい話せるかを幼稚園にしっかり伝えることが大切です。

そんな風に、一日3時間×週5日の幼稚園生活が始まりました。お友達と先生の英語を絶え間なく聞き、1か月たった頃でしょうか、まずは先生の英語をまねし始めました。朝の挨拶や、日付や天気など、毎日聞いているフレーズをまねするようになりました。
もちろん最初の頃は、前回紹介した英語版宇宙語で、先生のしぐさをまねして、絵本を読んでくれたり、体操をしてくれたりしました。耳で聞いて、意味を自分で推測して習得していっているようでした。
最初に覚えたのは
“Wash your hands.”
“Sit down, please.”
“This one?”
など、毎日使うフレーズで動作を伴う言葉は、はっきり意味も理解できていました。
お友達の名前も耳で覚え、ロッカーの名札を見て、頭文字をヒントによめるようになっていました。その時は、1文字1文字はきちんと覚えていなくても、単語を塊で覚えているようでした。

イギリス_幼稚園_soundbook02 また、Phonicsも現地の子どもたちは学習しているので、一緒に学習し、とてもキレイな発音を身につけました。最近の日本での幼児英会話でも教えられていますが、ABCの読み方以外に、aは「ア」bは「ブ」と言った読み方です。これを学習してから小文字に反応するようになりました。

例えば、aを指して、「これはエー?」と聞くと、「違う。ア、ア、アッポー」と言うようになりました。
a・・ア、ア、アッポー(アップル)
s・・ス、ス、スネイク
p・・プ、プ、パトリック(お友達の名前)

イギリス_幼稚園_soundbook01 そして、rはゥラ、ゥラ、ゥラビットと私たちがあれほど苦労したrの発音もいとも簡単に身につけていました。fやvもきちんと唇をかんで発音していました。また、そのフォニックスを頼りに見たことのない単語も一生懸命読んでいました。先生と一緒にSound book というノートに覚えた単語をまとめていっていました。

Reading Timeには先生がマンツーマンで本読みを指導してくれるので、レベルにあった指導をしてもらえました。中でも‘Peter and Jane’という小さい絵本を読んでいました。クラシックな挿し絵なのですが、大好きでいつも手に持っていました。
イギリス_絵本01 一度、バスの中で、年配の女性が「私も小さいころ読んだわ。なつかしい。」と声をかけてくれたこともありました。それくらい長く愛読されている絵本のようです。
また、現地の子どもたちもピクチャーカードを使って野菜や果物、動物の名前を学習しています。それをどんどん吸収していきました。まさに、耳で聞いてどんどん口に出すようになりました。

少しずつお友達にも慣れた頃、「僕が言っても聞こえない。」って泣いたことがありました。自分の思いをお友達に伝えられないことがこんなにつらいなんて、親もこの時までわかっていませんでした。
「先生が言っていることがわからない時は、周りのお友達を見てまねしようね。」と教えていました。でも、言っていることがわからないよりも、言いたいことが伝わらないことの方が、つらかったようです。3歳の小さな胸を痛めている様子に親も本当につらかったですし、悩みました。
一度、自分のペンを誰かが使っていて「それぼくの」“It’s mine.”って言いたいのに英語がわからなくて、ずっと泣いていたこともありました。先生もどうして泣いているかわからず、一人で泣いていたようです。

こういった出来事をきっかけに、家ではできるだけリラックスできるよう心がけました。日本語のDVDを見たがれば見せていましたし、スカイプで日本の友達やおじいちゃんおばあちゃんと話したり、ハンバーグやお寿司など好きな日本食を作ったりしていました。同じように赴任している家族や国際結婚のおうちの子ども達と、日本語で遊べる機会を作るようにしました。
英語の対策としては、1週間に一語を目標に、よく使うフレーズを教えることにしました。例えば、“It’s mine.”なら、日常生活で「これぼくの」って言いたい場面が出てきたときに毎回“It’s mine.”と言うようにします。
“This is my favorite.”「これ大好き」や、“Let’s play.”「遊ぼう」、“Stop it.”「やめて」、などです。
どれくらい発言できていたのかはわかりませんが、安心材料になっていったようです。

家庭までを無理に英語環境にしなくても、私たちの息子のように、学校に通いだせば、英語は自然に上達します。
4月に入園して5か月後の9月の誕生日のことです。「自転車ってbike?」と尋ねてきました。「先生に『誕生日プレゼント何欲しいの?』って聞かれたから、「bike」って答えた。合ってるね。」って嬉しそうに話しました。何となくでも、もうそこまで理解できるようになったんだと、とても驚きました。同時に嬉しかったです。
一度英語が耳に入り始めると、あとは結構早いものです。こんな調子で息子が話せる英語は増えていきました。
言葉が伝わらない辛さも確かにありますが、子供が不安にならずにリラックスできる環境を作ってあげる事も必要ではないかと思います。

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