進学は海外?ヨーロッパの大学事情について

進学は海外?ヨーロッパの大学事情について

ヨーロッパの人と話していると、「大学は自分の国ではない違う国で勉強していた」という話をよく聞きます。日本でも高校卒業後、外国の大学を受験する方もいらっしゃると思いますが、ヨーロッパの学生たちの大学受験や大学の選択方法はどのようなものなのでしょうか。

■自国ではない他のヨーロッパで学ぶ理由
ドイツ_大学生前回「ドイツの大学入試「アビトゥーア」とは?日本と異なるドイツの受験事情」を寄稿させていただきましたが、記事にも書いた通り、ドイツでは日本の大学のように「大学入試」はありません。どちらかというと、ギムナジウムの卒業資格兼大学入学資格のことで、それに合格すれば大学入学の権利を得ることができます。 基本的に大学の授業料が無料のため(学校、学部によって異なります)、ドイツ国内で大学へ通う人も多いですし、他のヨーロッパの国や日本やアメリカなどからドイツにやって来る留学生も多く見られます。

ここでポイントなのはやはり大学の授業料の安さです。日本でも人気の留学先のアメリカやイギリスは学費が非常に高く、学費だけでも負担になってしまいます。そんな時留学生であっても学費の安いドイツやそれから北欧諸国が留学先の選択肢になりうるわけです。

「とは言っても、アメリカやイギリスは英語圏だけど、他の国は英語圏ですらない。学業の前にその国の前に言語を学ぶ必要があるので、ダブルワークではないか?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。北欧やドイツ、特に筆者の住むベルリンでは英語で授業を行われているものも多く、学校以外でも英語で生活できることが大きなメリットとして挙げられます。特にユーロ圏の人であれば、学生ビザの取得も必要ないですので、「日本で言うと地方の人が東京に出ていく感覚」で違う国に行けてしまいます。

これは日本人にも言えることで、大学進学は日本ではなく、外国の大学に進学したいと思っていらっしゃる方や、お子様がいらっしゃるご両親の方にとっても良い情報であると感じます。高い授業料を払って英語圏に行くよりも、ドイツや北欧で英語で授業を受けた方が格安に済む場合だってあります。もちろん、北欧は物価が高く、生活費も高いので、それも計算に入れる必要がありますが、ドイツであればそこまで物価は高くないということをお伝えしておきます。

■オンライン情報収集の大切さとオンライン教育
ドイツ_学生こういう情報を知っているか知らないかでは、支払う金額もだいぶ変わってきます。日本の大学は世界でアメリカ、イギリスに次いで3番目に学費が高いと言われています。かく言う私自身は、高校生の時にイギリスの大学進学を学費の高さからあきらめてしまいました。そして日本の大学へ進学した後、大学卒業後海外に住むことになりました。 今のようにインターネットが発達していたわけではなかったので、今と情報量がまったく違うことが原因ですが、ドイツや北欧は学費が無料(スウェーデンは最近EU圏外の留学生の授業料は有償化されましたが、それでもまだ日本よりも格安です)だと知っていればそちらの教育を受けてみたかったと思っています。また、子供が調べる情報には限界がありますので、ご両親もこのような情報を知っておくことはお子さんの将来を広げることに有効なのではないかと感じます。

反対にヨーロッパで教育を受けたお子さんをお持ちの方で、日本での大学進学を希望されているお子さんをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。その場合はまたこちらとは大学入学のプロセスやシステム、および教育内容が違ってきますよね。 ドイツでは塾に行ったりすることが一般的ではないため、日本へ帰国されることを考えると教育に不安を感じる方も多いかもしれません。上記の話と重なりますが、近年はオンラインで調べものも楽にできてしまいますし、オンラインで教育を受けることだって可能です。

教育もオンライン化が進んでいますので、今後は外国にいても日本の教育が受けられるようになっていくのではないかと思います。それとは逆に外国の教育も日本にいながらできるようになるということでもあります。日本であれば「よい成績を取りたいならば塾に行く」ということが極めて一般的ですが、ドイツでは一般的ではなく、ドイツの子供たちの勉強方法について疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。

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