大学受験がない?!自由の国アメリカで学ぶ喜び

大学受験がない?!自由の国アメリカで学ぶ喜び

学生_受験勉強私は幼いころから漠然と外国に住みたいと考えていました。今年でアメリカに住んで十年ですので夢がかなったと言ってよいでしょう。私がアメリカに住むきっかけとなったのはアメリカの大学へ入学したことでした。それが実現したのは確実に両親の協力のお陰です。もしこれを読んでいる方がお子さまの留学を許そうか迷っているのならどうかさせてあげてと言いたいです。もちろん経済的に、もしくは健康上の理由で難しい場合があるかもしれませんし、留学をさせてあげなかったからと言って親として間違っていることは決してありません。しかし、もし将来子供の就職に支障が出るのでは、危険な目に合うのでは、などの理由で迷っているのであれば心配は無用だと言いたいです。

私は留学を経て「学ぶ」とはこういうことなんだ!と初めて分かりましたし、それが楽しくて仕方ありませんでした。なんと特別な体験をさせてもらったんだろうと今でも感謝でいっぱいです。今日は私が日本の高校からアメリカの大学へ留学し、卒業した経緯を書く手続きの概要を含めながらまとめたいと思います。

私は東京の私立高校の英語科に通っていました。3年生になると当然のように大学受験のプレッシャーで押しつぶされそうになっているときに知り合いのお姉さんがアメリカの大学の日本校へ通っていることを知りました。お姉さんは日本校で二年の課程を終え、アメリカの本校に留学するところだと言いました。アメリカの大学には受験がない!そしてどれだけ自由で楽しいものかを聞いているうちにそれしかないと考えるようになりました。私の通った高校はいわゆる進学校で国立の大学を目指す生徒も多く、大学受験への情熱は凄まじいものでした。昼休みに音楽など聞こうものならクラス会の議題にあげられ、私はみんなの勉強の妨げになっているとつるし上げられる始末でした。もちろん私が高校になじめなかっただけ、受験勉強から逃げていただけとも考えられます。でも当時の私には単語や歴史の年号を叩き込むだけの勉強にどうしても意味が見いだせなかったのです。それから私はすでに高校受験に失敗し、第一志望の学校に進学できなかったので、その時の恐怖感も残っていたのだと思います。私のような考えの人は他にいないのか、受け入れてもらいたいという気持ちが強かったと思います。

高校生_授業親に相談して一緒に入学説明会へ行きました。そこではとてもリラックスしてのびのびとした色々な国籍の学生たちが楽しそうに、でも落ち着いた様子で勉強していました。その頃思春期で体重の増加にも大変悩んでいたので個性豊かな学生たちを見てここなら受け入れてもらえるかもしれないという気持ちもありました。両親もカリキュラムに感心したようでした。
両親のOKももらうと今度は学校を説得する番でした。高校の担任の先生は反対でした。受験をしない生徒がクラスにいると先生として評判が落ちるのかもしれません。しかし大学の進学相談の担当者の方が私の高校までわざわざ足を運び、先生を説得してくれたのでした。もちろん大学としてはビジネス目的でそうするのかもしれませんが、真剣に「是非あなたのような生徒にうちの大学に来てほしい!」と言われるのは新鮮で気分のよいものでした。

さて大学への進学を目指すことが決まると「受験がない」というのは日本のような全国一斉のテストが無いだけで、当然ながら入学への審査があることが分かりました。アメリカの大学には願書を出す前にまず自分がその学校の条件に当てはまっているかを確認する必要があります。私の大学では高校を卒業している、もしくは卒業見込みがあること、GPAが3.0以上であること、つまり高校の5段階の成績表の平均が3以上であること、またTOEFLのスコアが525点以上であることが条件でした。それから自分がなぜその大学へ行きたいのかを書いた論文を提出しなければなりませんでした。それから高校の先生からの推薦状が必要でした。

これらはアメリカの大学の「日本校」を受験したい場合です。アメリカの高校からアメリカの大学を受験するのであれば、TOEFLのスコアはもちろん関係ありませんので必要ありませんが、代わりにSATもしくはACTというStandardized(全国共通の)テストを受け、それを学力の証明として提出します。これはアメリカのどこの大学でもほぼ同じです。それを高校生3年生の秋までに受けます。SATとACTは似ていてどちらも高校で学んだ内容がテストに出ます。SATの2016年版はテスト受講時間が3時間、加えてエッセイ(論文)を書くのに50分間かかることになっています。テストにかかる費用は日本円で約5000円程度でCollege Boardという民法の無利益団体が行っています。ちなみにテストの点数は400点から1600点までです。

アメリカでは日本のように塾に行く文化がありませんが、「SAT対策のための家庭教師求む」のような募集のチラシを図書館やインターネット、大学のキャンパスでもよく見かけるので家庭教師を利用する人は多いようです。ちなみに家庭教師は英語でTutor(チューター)と呼ばれています。大学生がアルバイトですることも多いです。

さてこのように必要書類とテストの結果を提出すると後日手紙と電話で大学から電話がきて、晴れて合格、となるわけです。日本でもそうだと思いますが、アメリカの大学受験にとって高校の成績表は日本以上にとても大事です。なので受験の日だけを目指して頑張るのではなく、毎日の高校生活を責任をもって過ごすことが大切なのです。

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